寿眉 は、中国茶の一種で、白茶に分類されます。このお茶は、自然に萎凋させた上部の葉と茶芽から作られ、風味は白茶でありながら、軽めの烏龍茶に近い力強さを感じさせます。主に中国の福建省と広西省で栽培されています。
寿眉とは?
寿眉は、中国福建省や広西省で生産される白茶の一種です。このお茶は、自然に萎凋された上葉と新芽を原料とし、軽い烏龍茶を思わせる力強い風味が特徴です。寿眉は白牡丹よりも遅い時期に収穫されるため、茶葉の色がやや濃くなることがありますが、全体的に緑色が均一に見えるものが良品とされています。
寿眉は、白毫銀針を生産する際の副産物として、主に大白種や大型白葉品種の茶葉を使用します。そのため、等級的には四級茶に位置付けられています。
寿眉の淹れ方
寿眉は多様な方法で淹れることができ、温度や抽出時間の違いによってさまざまな風味を楽しむことができます。ただし、甘みや香りを引き出すためには、ミネラル分を豊富に含んだ良質な水を使い、抽出しすぎないことが大切です。過度に長い抽出時間は、苦味や強すぎる味わいを引き起こすことがあります。
通常、白茶は紅茶よりも低い温度で淹れるのが一般的で、70℃程度が適温とされています。西洋式のマグカップやティーポットで淹れる場合、2~5分間の抽出が理想的です。一方、中国茶の伝統的な工夫式(Gongfu Style)で蓋碗や宜興紫砂壺を使う場合は、茶葉の量を多めにし、水を少なめにして淹れます。この方法では、抽出時間は数秒から1分未満と短く設定するのが推奨されます。
寿眉はその多様性から、淹れ方によって異なる風味や香りを楽しむことができるため、好みに応じた方法でじっくり味わうのがおすすめです。