
<中国茶の選び方>
中国茶の選び方を、お店で買う場合を前提に説明します。
ネットショップで買う場合は、実物を見ることが出来ないので信用できるお店かどうかが決め手になるでしょう。
ほとんどのお店がメルマガを出しているから、その内容が「買ってください」ばかりのお店の場合、わたしは敬遠する。
まず乾燥した茶葉の状態を見る。そして、 試飲する。
しかし、これも基準となるものを知っていて比べることが出来るので、最初のうちは試飲して自分の好みかどうかで判断すればいいでしょ。
茶葉を選ぶときのチェックポイント
(1)茶葉の香りを確かめる。
異臭や古い臭いや油の臭いがせず、よい香りがするかを確かめる。
茶葉を鼻につくぐらいまで近づけて、鼻から大きく臭いを吸い込むとよくわかる。
(2)乾燥度を確かめる。
中国茶は茶葉によって違いますが水分量が5%程度です。茶葉をつぶしてみてパラッとつぶれないと乾燥が足りなかったか、管理が悪くて湿気を吸っているかです。
(3)茶葉の形は整っているか。
茶葉のサイズは大体同じぐらいで揃っているのがいい。
大きなものや小さいものがバラバラに入っていないかを確かめよう。
それから、粉になっているものが多くないか。
(4)異物が混じっていないか。
小さなゴミなどの茶葉以外の物が混じっているときがある。
普通は包装する前に余分な枝やゴミなどは選別してる。
それができていないような茶葉は、他の面でも心配、やめた方がいい。
試飲するときのチェックポイント
(1)茶の水色を確かめる。
いい茶葉は茶色が透き通って、輝いている。
にごっていたり、茶種によって期待される色がちゃんと出ているか確認する。
(2)香りを確かめる。
茶葉は生もの、収穫した時期や製茶の時期などによって同じ茶葉でも微妙に変化する。
同じ種類の茶葉を飲み続けるとある程度の類似性が分かってくる。
だから、今までの経験をベースに香りが高いとか、違っているとか判断する。
でも、まったく違う香りがするモノは誰にでも分かる。
変な臭いがしないかだけでも確かめることだ。
(3)味が繊細で余韻があるか
味はいれ方で変わったり、好みがあるので難しい。
味がしないとか苦味や渋味が強いとか、雑味がするモノは駄目。
白茶などは、微妙な香りと味わいが特徴なので、知らないと薄いと感じるけどね。
(4)開いた茶殻を確認する。
試飲したあと開いた状態の茶殻を見て、茶葉が切れていないか。
きれいな茶葉がどの程度あるかなどを確認する。
手摘みの茶葉ならば葉が途中で切れていないし、1芯1〜3葉などの確認が出来る。
また、茶葉の種類によっては触った感じがビロードのようなやわらかさを感じる。