中国茶「青茶(烏龍茶)大紅袍」を紹介しています。

崖にある大紅袍大紅袍

<中国茶「青茶(烏龍茶)大紅袍」>

 

昔は皇帝専用の茶で、烏龍茶の王であり、皇帝に献上された最高級の茶葉だといわれている。

『中新網』広州2002.11.25付報道によると、2002年広州(こうしゅう)茶博覧会で銘茶「大紅袍」の原木からとれた茶葉20gが18万人民元(日本円約288万円1元/16円計算)という高値で落札されたと報道している。

市販の大紅袍は、原木から接ぎ木で栽培された茶葉だけど、その接ぎ木の接ぎ木、つまり、孫やひ孫の大紅袍もあるので、そうなっちゃうと味わいも相当変わっていると思うね。

 

大紅袍の製造工程


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大紅袍

 

[産地]

福建省武夷山(天心岩の近く)

 

[茶葉]

樹齢400年を超す茶樹が岸壁に3〜4本だけある。年間生産量800g

 

[香味]

原木の大紅袍を飲んだ左能氏によると「味はおごそかで、きらびやか、苦みに奥ゆかしさも感じられ、甘味、苦味、渋味はどれ一つとして突出しておらず、これぞ中国人が理想とする中庸(ちゅうよう)を具現したお茶のような印象であった」と表現されている。

 

[伝説]

代表的なものを書くと崇安県の役人が、難病にかかって困っていたところ、寺の和尚が「一度このお茶を飲んでみなさい」と大紅袍の茶葉で作ったお茶を飲ませたところ、難病が治った。
そこで、その役人は大紅袍のある(きゅうりゅうか)に行き、着ていた束帯用の紅い衣を茶樹に掛けて祭ったことから、名付けられたという。

左能典代さんの本には「胃腸病で苦しむ皇后の病を治そうと妙薬を求めて武夷山に来た皇太子に村人がある茶の薬効を教えた。
その茶の葉を持ち帰り、煎じて母親に飲ませると、三日後に病は治った。
皇后は喜び、大紅袍(大臣が着装する紅の衣)を茶樹に掛けて樹を守りなさい、そして護茶将軍を任命し、毎年その茶を皇帝に献上するように、命じたのだった。
それ以降、武夷山の人々はその茶樹を大紅袍と呼ぶようになった。」という話が載せられている。
出典[中国名茶館]より


岩茶は発酵度がやや強いのが特徴で、茶葉が3割程度紅色に変色する「三紅七緑」。
製茶の最後の工程で数回焙煎して仕上げるので、岩茶特有の甘い香りが残る。
これを「岩韵(がんいん)」と呼び、これは岩茶特有の味わい。
甘い香りと青茶特有の芳ばしさがあり、すっきりとした飲み心地。岩地のミネラルを多く含んでいるので冷え性にも効果があるといわれている。